翻訳元記事:https://en.armpower.net/training/4/andrzej-glabala-unusual-armwrestling-training
アンジェイ・グウェンバワはポーランドのアームレスリング競技者で、2001年にルミアの地元大会でのデビュー戦からアームレスリングへの挑戦を始めました。アンジェイはアームレスリング(ウェイトリフティングとパワーリフティング)の早期準備を十分に行っていましたが、毎日のトレーニングを根本的に変更する必要がありました。
選手・トレーナー紹介
本選手は、もうそれほど若くはありませんが、年々進歩しています。もちろん、アームレスリングを練習し始めた最初の数年間の初心者と同じように、彼は従来のマシンや通常のジムの器具を使用して練習しました。
現在、ズロティ・トゥール・グディニャ・クラブ(アンジェイが現在自分自身や他の選手をトレーニングしている)のマシンは大幅に増加し、世界クラスのレベルを誇っており、アンジェイの練習は平凡で単純なものとは程遠くなりました。
短期間での高度なトレーニングにより、アンジェイの腕の能力は著しく発達しましたが、見た目とは裏腹に、アームレスリングの練習にも課題は残されています。
ヨーロッパ選手権の銅メダリストであり、ポーランドのマスターズクラスで複数のチャンピオンであり、ズロティ・トゥル・グディニア・クラブのトレーナーであるルミア出身のアンジェイ・グワバワ氏によって行われた、珍しいが専門的なトレーニングを以下に紹介します。
ウォーミングアップ
経験豊富なトレーナーであるアンジェイはウォームアップを決して忘れません。それはトレーニングの基本です。
一般的なトレーニングを開始する前に、アンジェイは筋肉のすべての部分をウォーミングアップします。筋肉の血液を豊かにするためにストレッチも欠かしません。アンジェイは主に一般的な準備運動での体操に重点を置いています。基本的な実戦練習に加えて、アンジェイは最初の2~3セットをウォームアップとして行います。
リストカール
太いハンドルのダンベルを使ってのリストカールは、すべてのアームレスラーの基本的なトレーニングです。アンジェイは足を合わせてわずかに曲げた状態でこのエクササイズを行います。前腕は太ももに置きます。このエクササイズは、指と前腕の屈筋群を強化します。
アンジェイはこのエクササイズを2回に分けて15~20回繰り返します (ウォームアップ)。次に、最初のセットでは10~12回、最後のセットでは3~4回の繰り返しを行うために、重量を増やします。ウォームアップ後、4〜5セットを行います。
ダンベルと競技台を使ったカール系トレーニング
これは、ほとんどの競技者の通常のトレーニングではあまり見られない、特殊なアームレスリングトレーニングの1つです。このエクササイズの利点は、手首を曲げた後も、指の屈筋に負荷がかかり続けることです。
アンジェイはこのエクササイズを8~10回の繰り返しで5~6セット行います。
また、この画像のようにダンベルシャフトにベルトを巻き付け、横方向へのヘッドの強化も行います。
サイドオープンハンドルを使ったリストトレーニング
このエクササイズは主に手首を強化します。高さが調整可能なケーブルマシンと太いハンドルのサイドオープンハンドル(ロシアンハンドル)を使用して実行されます。肘は競技台の上に置きます。体と腕の不必要な動きを防ぐために、もう片方の手で鍛える腕の手首を固定します。
アンジェイはこのエクササイズを週に2回、8~10回の反復で5~6セット行います。
ケーブルマシン+ロープを使った回旋トレーニング
手首を内側に回す回内回旋動作のトレーニングは、ケーブルマシンンにロープを取り付けて行われます。特にフックに有効な筋力が鍛えられます。
アンジェイはこのエクササイズを週に2回、8~10回の反復で5~6セット行います。
縦方向の手首の動作(撓屈)の筋力トレーニングにも同様にケーブルマシンとロープを使います。特にトップロールに有効な筋力が鍛えられます。
アンジェイはこのエクササイズを週に2回、8~10回の反復で5~6セット行います。
サイドプレッシャーを鍛えるロープトレーニング
サイドプレッシャーを鍛えるためのトレーニングは、ケーブルマシンとロープ、さらに競技台を使って行います。画像のような方向だと、トップロールに有効なサイドプレッシャーが鍛えられます。
逆に下から上に回旋させながら行うことで、フックに有効なサイドプレッシャーが鍛えられます。
アンジェイはこのエクササイズをそれそれ週に2回、8~10回の反復で5~6セットずつ行います。
指のトレーニング
マズレンコアームレスリング器具の水平マシンを使った指のトレーニングです。この練習はすべてのアームレスラーにとって不可欠です。週に3回行われます。
※手の甲が上を向く状態で指を開閉することが重要
アンジェイはこのエクササイズを10~12回の繰り返しで5セット行います。
また、効果に微妙な違い(効く指の部位の差異)があるため、垂直方向での指の開閉トレーニングも実施します。
アンジェイはこのエクササイズを10~12回の繰り返しで5セット行います。
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